Cycloidal drive GBC module

製作開始:2015年4月 完成:2015年6月 公開:2015年6月
サイクロ減速機の機構に着想を得て作られたGBCモジュールです。サイクロ減速機のサイクロイダルディスクの動きを利用してボールを運びます。ただし、レゴでサイクロ減速機の構造を再現することは難しいので、減速機の形は実際のものとかなり変えてあります。実際の減速機では、サイクロイダルディスクは滑らかな特殊な形状をしていますが、レゴブロックでは再現が難しいので、ピン歯車に置き換えています。そのためピン歯車は外側のギヤ(リングギヤ)と一か所でしか噛み合っていません。厳密にはこれはサイクロ減速機とは呼べないと思います。しかし、サイクロ減速機の動きの面白さは伝わっていると思います。 pw150301pw150302 pw150304pw150303 ボールのつかむ部分、離す部分はサイクロ減速機の特殊な動きを有効に利用できるよう工夫しました。回転中心にある矢印は歯の噛み合っている部分を指し示しています。 サイクロ減速機の動きを使ってボールを運ぶ部分と6段の階段を組み合わせてGBCモジュールとしています。階段はバッファーと一定の時間間隔でボールを供給する役目をしています。このモジュールの動作は安定しています。 実際に機能するリングギヤとサイクロイダルディスクを再現するには、精度の良い正多角形を作る必要があります。しかし、レゴブロックでは、多角形を簡単につくることはできません。このモデルでは、リフトアームを三角形に組むと自由な角度が作れることを利用し、9角形と10角形をつくっています。9角形と10角形に剛性を持たせることに苦労しました。サイクロイダルディスクとリングギヤそれぞれの9と10という歯数はレゴでの作りやすさから決めました。 pw150305
06/15/2015

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA