08/15/2015
Fast Ball Sorting Robot using EV3
製作開始:2015年6月
完成:2015年8月
公開:2015年8月
マインドストームEV3を使って製作されたGBC用のボールソーターです。
2軸の直交ロボットがピック&プレース動作でサッカーボールとバスケットボールを選別します。2軸の直交ロボットの動きは高速で、ボールを仕分ける速度は1秒間に2個以上です。サッカーボールとバスケットボールの判別は、レールの下側に埋め込んであるEV3カラーセンサーで行っています。
2軸の直交ロボットはスピードを重視して製作しました。ロボットを早く動かすためには、ロボットの可動部をできるだけ軽くする必要があります。このモデルでは、スピードアップの邪魔になる重いモーターを全て固定部に取り付け、ハンド部を軽くしています。32Lロングシャフトとスライドする赤い8歯ギヤでそれを実現しています。ロボットは思っていたよりも高速にできたので、当初はボールをひとつずつ切り出す機構の方がロボットのスピードに追い付かなかったです。
ロボットの駆動にはEV3のMサイズサーボを2つ使っています。パワーの大きいEV3のLサイズサーボを使いたかったのですが、EV3のLサイズのサーボは、モーター内部のギヤバックラッシュが大きく、ギヤ比がトルク重視で使いにくいのでMサイズを使っています。
プログラムは家庭版EV3ソフトウェアで書いています。EV3はバスケットボールとサッカーボールの個数をカウントしていて、レーンがいっぱいになると、自動でボールの排出動作を行います。ボールの排出の動作も2軸直交ロボットで行うようにしています。ボールを仕分ける高速な動きと、ボールを排出するときの低速で丁寧な動きの対比が面白いと思っています。