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ロータリーダンパーモジュールは特殊なアンローダーモジュールで、車体全体を一回転させて積み荷を降ろします。ロータリーダンパーモジュールはエレベーターモジュールと組み合わせて使用します。以下にエレベーターモジュールとロータリーダンパーモジュールを使用したレイアウトを示します。


・ロータリーダンパーモジュール
ロータリーダンパーモジュールにトレインが到着すると、モジュールの回転部分がトレインと一体になって一回転します。一回転中、トレインの積み荷は下に落ちます。一回転後、トレインは逆向きに発車します。モジュールの回転部分の回転はトレイン自体の動力によって行われます。ボールの排出口の高さはGBC規格に合わせてあります。


回転部が一回転した時に、正確に水平状態で回転が止まるようにするため、下図のカムロック機構を組み込んでいます。一回転後、黄色い半円カムが2本のピンの間に入り込んで回転をロックし、回転部分を水平状態に固定します。カムでロックしているときにトレインは発車しなければなりません。このカムと、トレインの発車のタイミングをコントロールするトリガの位相を精密に調整する必要があります。

黒の箱はバランスを取るための重りです。約95gです。箱の中には3個の直径18mmスチールボールが入っています。

・エレベーターモジュール
エレベーターモジュールはロータリーダンパーの出入り口の高さまでトレインを持ち上げる役割をします。エレベーターの上下はトレイン自体の動力によって駆動されます。上下動の高速化に苦労しました。初めは上下動にウォームギヤを使用していましたが、摩擦が大きく高速化できなかったのでラックアンドピニオンと平歯車による減速の構造にしました。このエレベーターの高速化が今回のトレインシステム全体で最も苦労した部分です。 エレベーターの上側には黄色いストッパーを取り付けています。これは安全機能で、エレベーター台が下がっているときに、上から来たトレインが落下してしまうことを防ぎます。


ロータリーダンパーモジュールとエレベーターモジュールを使用した最小レイアウトの構成ユニット:

各ユニット・モジュールのインストラクションとMPDファイル:
A18010_TrainUnit Instruction [PDF]
A18010_TrainUnit [MPD]

A18011_TrainReverseUnit Instruction [PDF]
A18011_TrainReverseUnit [MPD]

A18013_TrainLoaderUnit Instruction [PDF]
A18013_TrainLoaderUnit [MPD]

A18018_TrainElevator Instruction [PDF]
A18018_TrainElevator [MPD]

A18019_TrainRotaryDumper Instruction [PDF]
A18019_TrainRotaryDumper [MPD]

2018/7/16 MPDファイル追加
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両渡り線型行き違いモジュールは、両渡り線を使用した行き違い機能を持つモジュールです。

両渡り線型行き違いモジュールを使用した最小構成のレイアウトを以下に示します。

両渡り線型行き違いモジュールは、両渡り線レールと折り返し部分からなります。両渡り線は輪ゴムを追加してトングレールの方向を強制する必要があります。両渡り線に輪ゴムを追加するときは以下の写真を参考にしてください。折り返し部分はインストラクションを製作しています(ページ下部参照)。



複線折り返しユニットの動作シーケンスを説明します。初めに2台トレインが揃うまで待ちます。2台揃うと1台目が発車し、しばらくしてから2台目のトレインが発車します。1台目と2台目のトレインの発車に時間差を設けてあるのは、両渡り線上で両者がぶつかることを避けるためです。
残念ながらこの両渡り線のレールは入手困難でプレミア価格で取引されています。(2018年3月現在)。そのため、このモジュールは作ることが難しいです。
両渡り線型行き違いモジュールを使用した最小レイアウトの構成ユニット:

各ユニット・モジュールのインストラクションとMPDファイル:
A18010_TrainUnit Instruction [PDF]
A18010_TrainUnit [MPD]

A18011_TrainReverseUnit Instruction [PDF]
A18011_TrainReverseUnit [MPD]

A18013_TrainLoaderUnit Instruction [PDF]
A18013_TrainLoaderUnit [MPD]

A18014_TrainUnloaderUnit Instruction [PDF]
A18014_TrainUnloader [MPD]

A18017_TrainPassingModuleDoubleCrossover Instruction [PDF]
A18017_TrainPassingModuleDoubleCrossover [MPD]

2018/7/16 MPDファイル追加
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通過ユニットは、通過するトレインに仕事をさせることができるユニットです。今回の動画では、通過ユニットと積み込みユニットと組み合わせて、通過型積み込みモジュールを作っています。通過型積み込みモジュールをトレインが通過するときに、トレインは一時停止し、ボールを積み込みます。


通過型積み込みモジュールを使用した最小構成のレイアウトを以下に示します。レイアウトにはバルーンループ線を組み込んでいます。バルーンループ線を通常のレールでつくると巨大になるため、幅4のレールを使ってコンパクトにしています。積み込みモジュールをバルーンループの中に配置するレイアウトも可能です。


通過ユニットの機能を説明します。ユニットにトレインが左から侵入してきた場合、トレインはストッパーにより止められ、外部のユニット(ここでは積み込みユニット)を駆動します。一定回転すると、ストッパーが解除されトレインが発車します。ユニットが右から侵入してきた場合は、トレインは素通りします。


通過型積み込みモジュールを使用した最小レイアウトの構成ユニット:

各ユニットのインストラクションとMPDファイル:
A18010_TrainUnit Instruction [PDF]
A18010_TrainUnit [MPD]

A18011_TrainReverseUnit Instruction [PDF]
A18011_TrainReverseUnit [MPD]

A18013_TrainLoaderUnit Instruction [PDF]
A18013_TrainLoaderUnit [MPD]

A18014_TrainUnloaderUnit Instruction [PDF]
A18014_TrainUnloader [MPD]

A18012_TrainThroughUnit Instruction [PDF]
A18012_TrainThroughUnit [MPD]

A1801A_TrainBalloonLoop Instruction [PDF]
A1801A_TrainBalloonLoop [MPD]

2018/7/16 MPDファイル追加
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待避線モジュールです。レイアウトに組みこむことで1つの線路上に2台のトレインを走らすことができます。このモジュールを複数使うことで、3台以上のトレインを1つの線路上に走らすことも可能です。

以下のストッパーユニットとポイントレールを接続して使用します。

このユニットには2組の黄色いストッパーがあります。先に到着したトレインは、このストッパーにより停車します。このストッパーは対向してやって来るトレインにより解除され、トレインは発車します。このようにして「対向列車が到着するまで待つ」という行き違いの動作を実現しています。

ユニットは対称構造です。シンプルな構造なので簡単に作ることができます。
行き違いモジュールを使用した最小レイアウトの構成ユニット:

各ユニットのインストラクションとMPDファイル:
A18010_TrainUnit Instruction [PDF]
A18010_TrainUnit [MPD]

A18011_TrainReverseUnit Instruction [PDF]
A18011_TrainReverseUnit [MPD]

A18013_TrainLoaderUnit Instruction [PDF]
A18013_TrainLoaderUnit [MPD]

A18014_TrainUnloaderUnit Instruction [PDF]
A18014_TrainUnloader [MPD]

A18016_TrainPassingModule Instruction [PDF]
A18016_TrainPassingModule [MPD]

2018/7/16 MPDファイル追加